🧠 今日の深掘り — 2026-06-18 Telegramの大規模BGPハイジャック:インド発のルートリーク 2026年6月16日から17日にかけ、インドの大手通信事業者Reliance Communications (AS18101) がTelegramのIPプレフィックスを誤ってグローバルに広報しました。これは、インド国内の国家試験 (NEET-UG) での情報漏洩対策として政府が命じた局所的な通信ブロックの設定ミスが原因と見られます。結果として、世界の広範なネットワークでTelegramへのアクセス障害が発生しました。
なぜ重要か: 一国の国内向け検閲や通信遮断が、BGPの構造的な脆弱性を突く形で全世界の通信に甚大な巻き添え被害をもたらすリスクを改めて証明したからです。RPKI(リソース公開鍵基盤)による不正な経路情報のフィルタリングを厳格に適用していないISPが依然として多いため、誤った経路情報が急速に伝搬しました。CloudflareやRIPE NCCが提唱するMANRSの普及が遅れる中、国家主導のサイバー政策や単なる設定ミスが、グローバルインフラ全体の可用性を脅かす単一障害点となり得ることを警告する重大なインシデントです。